陶芸工房彩泥窯ロゴ 都会と共生するやきもの作りを創発する 彩泥窯
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第2回作陶展(2005) ~土を彩る~
                                                   弟1回作陶展(2004) ~土の声~

今回の作陶展は会場や規模の拡大から、会員の皆さんに多大なるご協力を頂き開催に漕ぎ着けることができました。また、来場者数は約600人にのぼり昨年の約350人を大幅に上回る、市川市で最大規模の陶芸展となり、大成功に終わることができました。今回のI&Iホールに際しまして、設営し作品を陳列するまでは少々ひろすぎるようにも感じましたが、展示してみると145人、約170点の作品がぴったりと収まりました。多すぎず、少なすぎず、通路も広くとれ、ゆったりと観ることができる展覧会に出来たと思います。鑑賞に訪れた方々からは、「釉薬の彩りがすばらしい、どの作品からも個性が感じられる」、「半数以上の人が1年以内の経験とは信じられない」など、個々の作品の質の高さに驚く声を多く頂きました。

作陶展開催にあたって

彩泥窯 作陶展 ~土を彩る~ [会場挨拶文] 主宰:中野拓

はじめに
彩泥窯が開窯し、二度目の作陶展になります。彩冶(さいや):上級者教室、彩芽(さいが)初・中級者教室、新浦安:カルチャー教室、合計145人、約170点の作品が並びました。陶芸教室の作陶展としては市川市でも前例の無い規模となり、市の文化向上・育成に貢献しているとの見地から“市川市教育委員会”の後援を頂き開催するに至りました。
昨年の出品者数が約70人でしたので、半数以上の方が初めての出品となります。そのような実状を受けて、今回は初々しい輝きに溢れた作品が実に多く感じられます。また、すでに経験を積まれたうえで彩泥窯に入門されている方の作品からは、これまでの経験と彩泥窯のエッセンスを上手く融和させた仕事がひときわ美しさを放っているように感じられます。
彩泥窯の伝統陶芸に囚われない発想と作陶スタイルは自由闊達和気藹々とした雰囲気を育み、陶芸界に“彩泥窯陶芸”という独自の存在感さえ示しつつあります。このようなスタイルは陶芸界を問わず注目が高く、テレビやラジオ・雑誌などからも取材されはじめています。今回は専門誌を含む四誌の取材内容と連動させた展示スペースも設けましたので、掲載内容と併せてご覧いただきたいと思います。

~土を彩る~
土というものは手でひねって簡単に造形できる入りやすさがあります。専門技術や特別な道具も必要なく、叩いたりくっつけたりするだけで自由に形ができます。反面、電動ロクロで土を扱えるようになるには多少なりとも練習が必要になります。しかし、ロクロで成形した伸びやかな作品からは感覚的な心地よさを感じるもので、これが陶芸の魅力の一つと云えるでしょう。私は自分の仕事をこの手法によりこなすので、教室ではロクロを主体に成形の基礎を教えています。
先に述べたように、意のままに土をあやつれるようになるには相当の練習が必要になります。幾度こわれても土に挑むうちに、ふと、「そっちの言い分を聴こうじゃないか、でも、こっちの言い分も聞いてくれ」と土の声が聞こえてくるもので、お互いの言い分を対話できたとき、初めて作り手は土を自分の味方に付けることができ、意のままに操れるようになるものです。
誰しもここまで来るには簡単ではありませんが、喧騒を離れてものづくりに集中する時間や、出来上がってくる器たちと対面する喜びが土に挑み続ける心を育んでいるのだと思います。
陶芸は作る楽しみのほか、使う楽しみ、そして共通の趣味の仲間と陶輪する楽しみが広がります、モノを作るという行為以上に豊かな時間を生むのです。それが積み重なり、会場の作品たちが生まれました。彩られた土達の背景には心地良い時間や土と向き合った努力が積み重なっています。
ようく、うつわを見てください、見えてくるはずです、土と作者の彩った時間が・・・

作陶展によせて:彩泥窯 主宰 中野拓


●作陶展の様子


●作品講評会の様子


●会場設営/陳列の様子

机を並べて、布を張って・・・ 展示台の設営完了、ここまで15人で3時間 主宰が配置を思案中・・・


●作陶展に向けた制作の様子


大きな丸型花器に挑戦中、引き上げるのが難しい・・・

葉っぱを摘んで、貼り付けて・・・

なんだか御利益のありそうなデザイン・・

初めての作陶展、ふあんだなぁ~

それぞれの形をたくさん作ってます

皆進んでるな~私は内職中・・・
2005年10月28日(金)~10月30日(日)3日間 10時~18時
会場:行徳文化ホールI&I  入場料無料
各日11時、13時、15時の1日3回、陶芸家:中野拓による作品講評会を開催予定