都会と共生するやきもの作りを創発する 彩泥窯
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彩泥窯の三日間
~薪窯で土と炎に挑むスクーリング:2010年5月7日~9日/15日~
やきものの原点、炎芸術の出発点、とも云える松割り木を燃料にした薪窯による焼成のスクーリング。1270度に及ぶ赤く白い還元炎、乾いた薪と松脂の燃える音、赤松の薫り、身体全体に伝わる熱、人間の5感すべてで体感する焼成とも云える。炎の色は云うまでも無く、虫の音、木のそよぐ音、全てが澄み渡っているようで美しい。また、傍らで焼く魚、肉、冷えたビール、陶芸仲間と楽しむ味は格別だ。

備前、信楽、灰被り、引き出し黒、引き出しのビードロ、など、様々なジャンルに挑戦した三日間のドキュメント。
1日目:窯詰め、点火式

薪窯の特徴などについて講義

全体的な構造を・スケジュールを話す主宰

9時:作品の開梱スタート

続々出てきます、すごい量だ

重ねても机に置き切れず、パレットに

窯の痛んだ個所を発見。急いで修理。

10時:窯詰めスタート、煙道の直前まで窯詰め

結構奥です、一人目

こんなに奥です、2人目

入口付近、3人目

入口から出ると外では、とちん 打ち

更に外では奥様方が手打ちそばを

素敵なおそば屋さん「里山」のお蕎麦

お箸が足らなくなりました、隣は竹藪

切ってきて作りだしましたよ!

あっという間に~ 器用ですね

そんなこんなで奥から3列目まで詰まりました。土台が不安定で焼成中に動く可能性があり棚を組まず1段だけ

14時、5列目まで完了

苦しい姿勢のところは過ぎて楽になってきました

外では時間を持て余している人が薪割り

6列目完了

7列目完了、あと一列

外からも応援が入ります。頑張れ―

窯詰めスタートから14時間、最後の8・9列が詰まりました。

兵庫で薪窯の武者修行を終えたばかりの「薪窯マスター」も駆けつけてくれました

薪窯マスターの音頭とともに乾杯!

午前0時、火入れ式が終わり、焼成スタート。しばしほっとする時間です。。。
2日目:炙り、攻め炊き、引き出し

ゆっくり焦らず温度を上げていきます。

ここで上げ過ぎると後で温度が上がらない

我慢我慢でゆっくりね

翌朝、生徒がどんどん集まり始めました

窯の横は雑木林

孟宗竹の林もあります

こんな立派なタケノコも

そんなことでタケノコ狩り

採ったど~

12時:てなことで、タケノコ交えてBBQ

窯場の反対側でも和気あいあい

美味しいよ!

21時:かなり温度が上がってきました

1250度到達

天然灰をエアガンで吹き込みながら1250~1270をキープ

薪窯マスターも起き出してきました

強面(こわもて)に見えて実はサングラスの下ではパチリ!

22時:いよいよ引き出しスタートです

主宰が慎重に挑みます

まずは、ビードロの自然急冷

引き出し黒の水冷
3日目:攻め炊き練らし、窯締め

夜明けとともに、素晴らしい輝きを放つ、引き出しの作品たちが出迎えてくれました。

引き出し特有の緑がかったビードロ

鏡面のように銀化した引き出し黒

薪窯マスターも起き出してきました

9時:1250度に達してから12時間が経過しました。

楽しかった時間・・・

格闘した時間・・・

いよいよ火止めの決断です

ともに炎と歩んだ三日間を自分たちの手で閉じていきます

最後の炎の雄叫び

閉栓・・・

ここも閉栓・・・

改めて多くのことを学んだ3日間
10時:窯締め

窯はの雰囲気は還元(不完全燃焼)ですが、
私達は完全燃焼の三日間でした。
では15日の窯出しで
お会いしましょう。



1週間後:窯出し

期待と不安でドキドキしながらの口切り

暗くてよく見えな~い

薪窯マスターも到着しました

主宰が火前(最前列)の焼け具合を見ます

火前、最前列(9列目)はほとんど引き出してありませんが、良い感じで灰が被っています

9列、8列を出して7列目が見えてきました。どうやら良く焼けているようです。

還元もしっかりとかかり、緑がかった艶のあるビードロに窯変しています

かなり灰がかかってます

7列目を覗き込んでも、しっかり灰が!期待できます!

7列目もばっちり!

美しいビードロ

比較的下段までたっぷりの灰が

角の方もバッチリ!

窯出しもペースが“ガチ”上がりです

6列目もみえました

捨て間の区切りに当たりますが作品を置いて煙を下へ絞り下げる効果を狙った

5列目も良く灰が届いています

残り、4、3、2、1列

一番奥に置いたテストの植木鉢まで灰が届き、しっかり焼けました。

外では釉はがし

順番にアルミナを塗っていきます

トチンを剥がします

皆、総出です

薪窯マスターは、今日はカメラマスター

詰まりも詰まったり、391点。これまででこの薪窯の最多点数記録だそうです。

1番奥、テストの植木鉢。良く焼けてます。

奥から2列目、灰が届いてしっかり焼けてます

奥から3列目、窯変に変化が出てきました

奥から4列目、灰も被り濃くなり始めます

奥から5列目、備前の紫蘇色が強くなり灰も多い

6列目、窯変が強くなり始めます(下段)

6列目中段、強い灰被りです

6列上段、美しい緋の景色です

7列下段、灰にムラがあります

7列上段、美しい炎の景色です

8列目、上段は濃い灰被り、下段は少なめ

9列目、ほとんど引き出して無いが、灰のかぶりも良い

焼き上がってにっこり

最もバランスよく焼けた6列~7列の作品

最もバランスよく焼けた6列~7列の作品

カッコイイ水差しです

灰に埋まっていた方口
今回の経験を生かして、次回はもっと素晴らしい作品を、もっとたくさん焼きたいと思います、大成功で良かった~!!


彩泥窯炎の三日間:pdf


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